DX3RD 《魔弾の射手》ビルドについて①
■ダブルクロスたーのしー!
8月ごろにクトゥルフ神話TRPGで一緒に遊んで頂いている方から
「ナウいさんダブルクロス興味ない? やんない?」って誘われて
ホイホイ乗って早2ヶ月、気が付いたらダブルクロスのシナリオを8回ほど遊んでいました。
いやー。すんげー楽しい。
そんなわけで唐突ですけど今日は僕が一等お気に入りのエフェクト《魔弾の射手》について語りたいと思います。
ダブルクロスのどこが面白いとかダブルクロスとはいったい何ぞやとか、そういう細けえこたぁいいんだよ! その辺にあるだろ多分!
(そのうち書くかもしれないけどそれは今ではない)
■武器を"射撃する"というロマン
皆さんは日ごろ異能バトルを妄想していて
「剣を投げ飛ばして敵を串刺しにしたいな」とか
「杭を撃ちだして敵を串刺しにしたいな」とか思ったことはありませんか。
イメージとしては
が近いと思います。どれもかっこいいですね。
さて、どうですか。使いたいと思ったことはありませんか。
私はあります。あなたもきっとあるはずです。段々とあったような気がしてきませんか? してきましたね。してきてます。あなたはまだ気づいていないだけです。
同意も得られたので、《魔弾の射手》運用ビルドについてやっていきます。
■《魔弾の射手》とは
《魔弾の射手》は基本ルルブに載っているバロールの射撃エフェクトで、"白兵武器"2つを射出して射程:視界の射撃攻撃を行うという、他のシンドロームにない特別ユニークなエフェクトです。
この《魔弾の射手》、白兵武器を2つ合算した攻撃力を参照するだけあって、火力期待値はとても高いです。が、とある制約により、漫然と運用すると財産点や武器がいくつあっても足りない、というか専用構成が前提になる問題児でもあります。
その制約と言うのが以下の2点です。
- 白兵武器が”2つ”必要
- 使用した白兵武器は破壊される」
まず、そもそも白兵武器を2つ持ってないと一切使えません。
ダブルクロスでは特殊な場合を除いて武器を2つ持つことはあまりないです。この時点でもう面倒くさいです。
また、使用した武器は攻撃の成否に関わらず破壊され、消滅してしまいます。当然次のラウンドでは素手になります。魔弾の射手・完。
つまり《魔弾の射手》をまともに運用するためには「白兵武器を2つ以上準備して、次ラウンドでも即座に補充できる体制」というお膳立てが必要になります。なんだァ? てめぇ……。
果たして、この2つの難点を一発で解消できるような都合のいい手段はあるのでしょうか。
あるんだなこれが。
それがシンドローム:モルフェウスのエフェクトです。
■モルフェウスによる起死回生の一手
イカれたエフェクトを紹介するぜ!
毎ラウンドマイナーで武器生成できる《インフィニティウェポン》!
《インフィニティウェポン》で2個の武器を生成できる《ダブルクリエイト》!
以上だ!
以上ですが、もう少し解説するとこういうことになります。
まず《インフィニティウェポン》ですが、これは白兵武器を1つ生成するエフェクトです。これがあれば武器破壊されても何度でも自前で白兵武器を作りだすことが可能になります。
次に《ダブルクリエイト》です。これは《インフィニティウェポン》と組み合わせることで、《インフィニティウェポン》で生成される武器の数を1つから2つに増加してくれます。
つまりこの組み合わによって、直ちに《魔弾の射手》の発動条件がクリアされるのです。すごいですね。まるで《魔弾の射手》のためにあるかのようなエフェクトです(せやろか?)。
以上を踏まえて《インフィニティウェポン》《ダブルクリエイト》を主軸とした、モルフェウス×バロールのクロスブリードにおける《魔弾の射手》運用に必要なエフェクト構成を具体的に書いていきます。
■《魔弾の射手》運用のためのビルド解説
・《魔弾の射手》
ないと始まらない。あっても一人だけだと何も始められない。
・《インフィニティウェポン》
ほぼ必須と言っていい白兵武器生成エフェクト。
攻撃力もLv+7とLv1の時点では優秀です。
・《ダブルクリエイト》
ほぼ必須と言っていい生成数増加エフェクト。
《インフィニティウェポン》で作成される白兵武器の数を1個→2個に増やします。
EAでエラッタされていますが、基本ルルブのみ環境だと地味に攻撃力も+1(実質+2)してくれます。
・《ペネトレイト》
制限なしで使える装甲無視エフェクト。
技能:<白兵><射撃>なので《魔弾の射手》との組み合わせが可能です。
アタッカーにとり、装甲無視は重要です。判定ダイス-1個のペナルティがありますが…。
・《砂の加護》
モルフェウスの華、判定ダイス盛り盛りエフェクト。
ペネトレイト君が減らしたダイスを補充+αしてくれます。
取らない理由はないです。
以上の必須級のエフェクトを踏まえ、作例を準備してみます。
ビルド条件は
経験点:130点(イージーエフェクトを考慮しない)
Dロイス:なし
適用サプリ:CA、UG、PE以外全部
です。Dロイス積みの構成は別途書きます。
■モルフェウス×バロール《魔弾の射手》固定砲台の作例
・ワークス:UGNエージェントB
単純な実効値を考えたらレネゲイドビーイングBにすればいいのだけれど、個人的にレネビは設定のアクが強くて逆にキャラクターの枠を狭めかねないので、無難に感覚に補正が掛かるワークスを選びました。
感覚補正さえあればなんでもいいので、別にレネビでも何の問題もないです。
・エフェクト
《コンセントレイト:モルフェウス》Lv2
《魔弾の射手》Lv3
《インフィニティウェポン》Lv5
《ダブルクリエイト》Lv1
《砂の加護》Lv2
《ペネトレイト》Lv1
コンセントレイトはどっちでもいいと思います。バロールなら《魔弾の射手》、モルフェウスなら《ペネトレイト》が起点になります。
達成値(侵蝕率ボーナスなし/100%時)
6dx8+1(期待値:24)/ 10dx7+1(期待値:36)
コンボ性能
コンボ:エフェクト全部(エフェクト全部です)
攻撃力:24 ((12)*2) / 26
侵蝕 :16
射程 :視界
対象 :単体
その他:装甲無視
■運用法
全エフェクトを使って思いっきりぶっ飛ばすだけ。というかそれしか出来ない。
移動は想定していません。完全に固定砲
■編成アレンジ
・エフェクトレベル調整
130点環境なら《インフィニティウェポン》はLv1のままでも十分強いです。
Lv1まで削れば20点浮きます。若干判定ダイスが稼げてないので《砂の加護》を強化したり【感覚】に振ったりしてもいいでしょう。
《魔弾の射手》も3回撃てればいいという場合はさらに5点浮かせられます。もっと浮かす方法もありますが別の機会に回します。
・《魔弾の射手》の節約
シナリオLV回なので、軽率に打ってるとクライマックスで何もできなくなる可能性がなくはないです(なお、シナリオ中3回撃てれば十分だとは思います)。
節約の為、ミドル戦闘で1ラウンドくらいは白兵戦闘してもいいかもしれません。
その場合は戦闘移動が必要なので、《インフィニティウェポン》を2LV以下に下げて《斥力跳躍》を取るのがベターです。《空間圧縮》でセットアッププロセスで自分が戦闘移動するのもありですが、エンゲージ離脱も考えると《斥力跳躍》の方が便利です。
・《ダークマター》の採用(BA適用の場合)
《ダークマター》はバロールの判定ダイス増加エフェクトで、メジャー限定かつLv等倍のため砂の加護より使い勝手は落ちます。
しかし、リミットエフェクトの《過剰収縮》が「ダイスをLv以下の任意の個数減らし、減らしたダイス数×4の攻撃力加算」という非常に尖った性能のため、将来的に火力を伸ばしたい場合は選択肢としてはアリかなと思います。
判定ダイスなんていよいよとなればロイスを切って増やせばいいんです。
次は成長方針やDロイスを使った拡張プランについて書き連ねたいと思います。
300日以内には書くと思います。
どうもでした。