DX3RD 《魔弾の射手》ビルドについて② Dロイス選定、成長方針など

■前回のあらすじ

 《魔弾の射手》運用ビルドを適当になんかこうアレした。

 

■《魔弾の射手》に適合するDロイス

 《魔弾の射手》運用では、基本的に火力をドンドン積むことが重要になります。

 力こそパワー。力みなくして解放のカタルシスはあり得ねぇ…。

 なのでDロイスを適用する場合、火力補正が重要なファクターになります。

 あとですますで書くのが面倒くさいのでほどほどにしまう。

 

①Dロイス【錬金術師(アルケミスト)】

 モルフェウスの武器・防具生成系エフェクトの効果にそれぞれ固有の修正値が加算されるようになります。

 《インフィニティウェポン》の修正は攻撃力+5。Lv5で攻撃力17に!

 《ダブルクリエイト》した場合は攻撃力17×2本。合計34! 勝った! 死ねい!

 とまあ《インフィニティウェポン》《ダブルクリエイト》を使用する場合、経験点消費なしで無条件に攻撃力+10されるのである。取らない理由が(キャラ設定との齟齬以外)ない。一応、侵蝕値+2というデメリットがある点に注意。誤差だよ誤差!

 

②Dロイス【対抗種(カウンターレネゲイド)】

 攻撃が命中した場合、ダメージロールに+2D10のボーナスが付く。雑に強い。

 HPも3点失われるが、かなりどうでもいい。

 《魔弾の射手》構成に限らずアタッカーなら思考停止して取っていいレベル。

 

③Dロイス【実験体(ロストナンバー)】

 能力値に4点(実質経験点40点分)のボーナスが付く。

 【感覚】にすべて振れば射撃ダイスが8個になる。ついでに行動値もゴリゴリ増えるので、大概のエネミーや味方エンジェルハイロゥすらすっ飛ばしてメインプロセスの先頭に行動できる。

 成長点で範囲変更エフェクトを取得すればいきなり雑魚を殲滅することも可能。

 ダイス増加を《砂の加護》のみで賄う場合にはかなりうまあじ

 

 

④Dロイス【遺産継承者:祈りの造花】 ※取扱注意

 要HR適用。経験点消費なしで《インフィニティウェポン》Lv5が自動取得できる。

 実質35点がまるっと浮き、更に《インフィニティウェポン》がリミットに到達する。130点環境でも後述の《咎人の剣》や《ジャイアントウェポン》等に手が届く。俗にいうぶっこわれ性能である。加減しろ莫迦!!

 ただし、この遺産アイテムを所持している場合、バックトラックに失敗するとジャームにすらなれずこの造花の一部となり果てるという強烈なペナルティがある。奇跡も魔法もないんだよ。

 今後二度と、エネミーやNPCとしてさえ運用できなくなってしまう実質的なキャラロストであり、DX3rdのPCへのペナルティとしては果てしなく重い。まして《魔弾の射手》編成はただでさえ1ラウンドあたりの侵蝕値が大きいので(20~30)、ロストの危険性は雪だるま式に膨らむことになる。

 そんなわけで、PCに思い入れがあり、たとえジャーム化しても長く使っていきたいという場合は軽々に組み込むことはおすすめできない。やるならロイスは常に満載、バックトラックは問答無用で二倍振り+追加振りする前提で挑もう。

 

 ※設定的には【転生者】にすらなれないと思われる。【複製体】ならギリギリOKかも。

 

 Dロイスが解禁になっている場合は、上記Dロイスをビルドに組み込むことを是非とも考慮に加えて欲しい。どれも効果の程は折り紙付きである。『祈りの造花』は気軽におススメはできないが。

 


■成長方針

 とりあえず《砂の加護》Lv3さえあれば達成値はどうにかなるので最優先で取っておくといいです。

 あとは火力をひたすら伸ばすことに焦点を当てましょう。ある程度エフェクトを握ったらあとは【感覚】に振ってさらにダイスを増やしても良い。

 また、範囲変更系に手を伸ばして殲滅力を上げるのも有効。
 


①火力向上エフェクト

・《咎人の剣》

 《インフィニティウェポン》のリミット。最優先で取りに行く対象。

 係数5の高火力エフェクトで、Lv3なら攻撃力+15になる。

 《インフィニティウェポン》自体、Lv1時点での性能は高いが実質係数1のため、成長させても費用対効果に乏しいエフェクトなのだが、《ダブルクリエイト》編成の場合は実質係数2となるので、育成効果が大きくストレスも低くなる。

 安心して咎人まで突っ走ろう。

 『遺産継承者:祈りの造花」適用時はなおの事取らない選択肢はない。これのLv2と後述の《ジャイアントウェポン》Lv1でちょうど35点で攻撃力+20の超パワーアップが果たせる。強すぎ。
 

・《ジャイアントウェポン》

 HR適用。《インフィニティウェポン》の攻撃力拡張エフェクト。何を置いても取りに行く。
 増加量は固定値で+5。マイナーなので《ダブルクリエイト》と同時に使える(多分)、すなわち白兵武器2つの両方に乗るので実質+10である(多分)。たった15点で+10(のはず)の補正値が得られると考えるとめちゃくちゃ強い。

 「他の武器が装備できなくなる」というペナルティがあるが、武器が破壊されてしまえば関係ない。

 多分とかはずとか書いてるのは、サプリ記述だけだと《ダブルクリエイト》した武器2個ともに+5されるかどうか不明瞭なため。おおむね大丈夫だと思われるが一応ビルド時にGMに聞いておこう。
 

・《ストライクモード》

 RW適用。武器破壊の代わりに攻撃力を+LvDする強力なエフェクト。ソッコーで取りに行く。
 80%制限かつ侵蝕値が6と重たいが、100%ではないのでトライでも取得でき、場合によってはミドルからブッパできる可能性すらある。

 例によって武器破壊ペナルティは無視できる。まさに《魔弾の射手》のためにあるようなエフェクト(せやろか)。

 

②範囲変更エフェクト


・《因果歪曲》

 バロールのシンドロームエフェクト。

 組み合わせたエフェクトの対象を範囲選択化する。技能シンドロームだが《魔弾の射手》が技能射撃なので問題なくモルフェウスのエフェクトと組み合わせられる。このクロスで取れる範囲変更系では一番優秀か。

 侵蝕値3で制限なしと使い勝手がよい。唯一の弱点は同一エンゲージに入られた場合に攻撃対象にできないことだが、何、接近される前に打ち落としてしまえば良いだけである。


・《ギガンティックモード》

 武器破壊と引き換えに対象を『範囲(選択)』に変更できる……が『射程:武器』なのがクセモノ。

 この場合に適用される《インフィニティウェポン》製の武器が『射程:至近』のため、《魔弾の射手》の『射程:視界』が上書きされてしまう(多分)。


※2020/11/2追記

 EA, P33より、《魔弾の射手》の効果は"選択した武器を使用した射撃攻撃を行う"と記載されている。ここに"武器の射程を視界に変更して"の一文があれば話は変わるのだが、残念ながらそうではないため、武器射程を参照した時点で至近になってしまうと判断される。そうはならんやろとも書いてない(よくない思考である)。GMが温情で視界範囲で使わせてくれた事例もあるが、原則ムリと心得られたい。


 射程が死んでしまうが、<射撃>扱いなので《暗黒螺旋》や《復讐の刃》といった白兵反射エフェクトを封殺できるため、エネミーの構成によっては非常に強力。後述する他の範囲変更エフェクトと違って回数制も制限もないので気軽に使える。意気揚々とエンゲージしてきた白兵反射型エネミーを涙目にしてやろう。ただし《自動触手》からは逃げられない。

 

・《スプリットアタック》

 Lv+1体(クロスの場合最大6体まで)に対象数を増加できるエフェクト。

 射程:視界で同一エンゲージに攻め込まれても攻撃したい場合《ギガンティックモード》でなくこちらを選ぶ手もある。侵蝕値は3とまあまあだが、80%制限かつシーン1回なのがタマにキズ。

 

・《ギガノトランス》

 脅威の『範囲:シーン(選択)』化エフェクト。

 《スプリットアタック》の完全上位互換だが、120%制限でシーン1回、かつ侵蝕値2D10と激重。

 クライマックスに取り巻きエネミーがやたら多い時などには真価を発揮するが…。

 

・《砂の騎士団》

 RW適用。セットアップ時に対象エンゲージを指定すると、そのエンゲージにいるものとしてアクションが行えるようになる。変則的な範囲変更エフェクト。

 相手エンゲージに分身を飛ばして射程:至近の《ギガンティックモード》を使用、といった実質的な視界範囲攻撃が可能になる。

 侵蝕値6で120%制限とこちらもスーパーヘヴィーウェイトなので使い勝手は良くない。演出はすこぶるカッコよくなると思うが。


③移動エフェクト

・《斥力跳躍》

 バロールのマイナー戦闘移動エフェクト。

 ミドルで白兵戦闘するか、初手から《ギガンティックモード》のために突撃する場合に使用する。

 武器生成型アタッカーは《インフィニティウェポン》を使用する関係上、マイナー戦闘移動が不可能である。そのため移動エフェクトがないと一切身動きが取れなくなってしまう。

 今回は固定砲台としての運用を想定したため初期ビルドから外したが、なんなら最初から持っててもいい。

 ※なお、幸いというべきか《魔弾の射手》は同一エンゲージ攻撃可能なので、離脱は一切考えていない。


・《空間圧縮》

 バロールの特殊な戦闘移動エフェクト。

 セットアップで戦闘移動させることができる。対象に自分を指定して移動しようという魂胆。味方にも使えるのでたまに役に立つことも。



 

 大体そんなところである。

 長いので一旦ストップ。もうちょっとだけ続くんじゃ。


 どうもでした。