DX3RD ツインバスターライフルのススメ

■ユニークアイテムは強い

 っていう話です。イクゾー。 


▼レッドテンペスト (収録サプリ:HR)

 

 アンチマテリアルライフル(基本2)と同様に、射程300mという超長射程を誇る射撃武器。一体何を狙えというのか。攻撃力はアンチマテリアルライフルをも上回る圧巻の22。全射撃武器の中で最大の単体火力を誇る。

 

 あまりの反動故に、頑強な肉体を持つオーヴァードですら、撃つたびにメインプロセス終了時に1D点のHPを失うほどである。当然反動にHPが足りてなければ死ぬ。まあどうせ生き返るし、総合的には経験点35も納得の高性能である。
 
 さて、この大火力と超長射程、130点環境における使いどころは果たしてあるのだろうか。
 あるんだなこれが。
 
 そう、World end Juvenile(ワールドエンドジュブナイル) である。

 

World end Juvenileについて

 大方のプレイヤーは知っているだろうが、World end Juvenileは基本ルールブック2に掲載されている公式シナリオである。

 故にネタバレも何もあったものではない。が、実の所サプリに載ってるシナリオは読まない、というプレイヤーは少数ながら実在する。

 というか筆者がそうである(いつかプレイするかもしれないので)。

 

 ここから先はダブルクロスシナリオ『World end Juvenile』の主に戦闘パートについて重大なネタバレを記載していくことになる。

 (しつこいが)基本ルルブ2に載っている情報ではあるが、未プレイで情報を入れたくないという人がいないとも限らないので、一応ここで切っておく。

 

 

 

■ワールドエンドジュブナイルミサイル撃墜2ターンキルRTA

追記:執筆当時は物質合成と攻撃を両立できると勘違いしていたので1ターン3キルできると思い込んでましたが無理です。2ラウンド目に3撃墜が限界です。


 あくまでシミュレーションですが、ワールドエンドジュブナイルのクライマックス戦闘において単独かつ最短で勝利条件を達成することを想定したレギュレーションです。

 初期経験点はイージーエフェクト分6点を含む136点。Dロイスあり。適用サプリは基本1・2、IC、EA、HR、LM、RU、RW、BC。


 キャラビルド。

 シンドロームはピュアモルフェウス

 まじりっけなし、本式のモルフェウスということでPC名は「ほも」とします。

 
 Dロイス【申し子】

 《コンセントレイト:モルフェウス》Lv1

 《物質合成》Lv1

 《ペネトレイト》Lv1

 《スプリットアタック》Lv1

 《申し子:セレリティ》Lv1
 
 常備化:レッドテンペスト×2 (経験点70)
 

 各エフェクトの役割について説明します。

 

・《コンセントレイト:モルフェウス》Lv1

 最低1回はクリティカルしてくれないと打点が足りなくなるので必須。

 経験点不足につきLv1だが100%超えればC値8、ワンチャンは狙える。

 

・《物質合成》Lv1

 同じ技能種別の武器を合体してスペックを単純に足し算するエフェクト。

 これによりただでさえ強いレッドテンペストがツインバスターレッドテンペストと化し、阿呆のような固定値(44)を叩き出す。

  
・《ペネトレイト》Lv1

 装甲無視。技能<射撃>なので起点に採用できるうえ、制限もない。

 ダイスを盛らない本編成で判定ダイス-1個は地味につらいが、対策はある。

 

・《スプリットアタック》Lv1

 ミサイル撃破の希望の星①。

 ツインバスターレッドテンペストの馬火力を複数体にばら撒く。

 ミサイルは3基あるため、最短を想定した場合一発ずつだと手番が足りなくなる。

 

・《申し子:セレリティ》Lv1

 ミサイル撃破の希望の星②。

 メジャーアクションを2回実行できる。つまり44+αを1ラウンドに2回撃てる。

 使用したメインプロセス終了時にHPを失うので、レッドテンペスト2回分と合算すると多分死ぬ。

 

 次にクライマックスへ向けた準備。

 シーン1からシーン9までで乱入できるシーンは全て乱入し、少しでも侵蝕値を稼ぎます。

 何しろクライマックスで《スプリットアタック》を1ラウンド目から使用するためには80%が必要です。更に対象を三体に拡大するためには100%を超えなければいけません。

 メジャーアクション以外のエフェクトを積まないので、マイナーエフェクト使用でメジャー時の侵蝕値ボーナスを稼ぐような戦法は不可能です。

 クライマックス戦闘が開始した時点で100に到達していない場合かなり厳しくなります。まあ一応物質合成で1ターン使うので、そこで100になればOKではあります。

 2D10の期待値は8.3ですので、クライマックスの侵蝕値上昇判定までに92を目標にします。当然ながらジェネシフトも視野に入れます。

 

 ミドル戦闘はその場から動かずに《ペネトレイト》一択。

 味方がエンゲージ封鎖しれくれなかった場合、エンゲージされた時点で地蔵と化します。
 味方に頑張ってもらいながらひたすらサンドバッグになりましょう。

 

 本番。

 クライマックス戦闘が始まったらまずマイナーアクションで『レッドテンペスト』を装備します。

 そしてメジャーアクションで《物質合成》し、レッドテンペストをツインバスターライフルに変換。

 2ラウンド目、《コンセントレイト:モルフェウス》《セレリティ》《ペネトレイト》《スプリットアタック》でミサイルABCを攻撃。

 火力は固定値44、かつ《ペネトレイト》の効果により装甲無視状態です。これでまずHP40、装甲5のミサイルCを撃墜します。

 しかしミサイルBはHP60なのでダイス目が上振れないと撃墜できず、ミサイルAに至ってはHP100もあるので確定で生存します。

 

 今回積んでいるのは《セレリティ》で2回行動するデッキなのですが、《スプリットアタック》はシーン1回なので2回目のメジャーでは単体攻撃しか想定していません。初撃でBを撃ち漏らしてしまうと必然的にAの処理は3ラウンド目になってしまいます。


 今回のビルドではエフェクトでダイスを増やして火力を底上げすることはできません。

 仕方ないので、メジャー1回目の判定直前に適当なロイスをタイタス昇華してダイスを10個増やします。

 侵蝕率100%を超えていれば+3個補正されていますので、《ペネトレイト》のペナルティを引いても16Dx8で振れます。達成値期待値31。4D10+44のダメージ期待値は66です。

 これだけ盛ってもダイスが腐ってB(HP60)が落とせなかったらリセットです。しょうがないね。スパロボの97%が外れることぐらいよくあるので慢心してはいけない。

 

 うまくBCが落ちたら《セレリティ》の効果で即座に2度目のメジャーアクションを実行し、ペネトレイト》でAを狙撃します。Bが撃墜できているイコール60以上削れてるということなので、あとは固定値のみで削り切れます。《コンセントレイト》も不要です。

 

 希望のミサイルが撃墜され悲鳴を上げる桐生チャンをシカトいてタイマーストップ。お疲れ様でした。 

 

以上になります。

RTAの方はネタですが(レッドテンペスト構成で本気でソロクリア目指したとしても、ミドルでエンゲージされたら詰みます)、レッドテンペスト二丁は70点分の価値はあると思います。

 

どうもでした。